今回は大井競馬における馬齢による勝率と回収率について考察する。
【1】馬の年齢を人間換算にするとどれくらいになるのか?
馬齢を人間換算に簡易的にWEB情報などを調べてみると、以下のくらいの幅となっている。
例えば4歳と7歳では人間でいうと20歳と30歳ということになり、明らかに運動能力に差があると想像される。
上記データは正確な情報ではないので、上記の例は完全に正確な情報ではないが、年齢による運動能力の差は動物として確実であるはずである。
大井競馬では中央競馬と比較して高年齢の馬も出馬しており、人間の年齢に換算するとかなり世代が入り混じったレース番組構成であるとことがわかる。
次に、馬齢による成績の評価はどのようにしたらよいのかを考えてみる。
【2】馬齢の評価方法
評価方法として以下の2つが考えられ、今回は②を採用する。
①:単純に馬齢単位で集計する方法・・・・一般的な情報ではこの方法が多い。
この方法の欠点・・・レース毎に平均馬齢が異なる事により正確な評価ができない事
例えば以下2レースがあるとする。
レースA:平均年齢が4歳のレース
レースB:平均年齢が6歳のレース
このとき、これらレースに出走する5歳馬はAのレースでは比較的高齢となり、Bのレースでは比較的若いということになる。
そのため、馬齢単位で集計してもそれらが入り混じりるため、やや信憑性が下がるデータとなりうる。
②:出走馬の平均馬齢と各出走馬の馬齢の差分により成績を集計する方法
①の欠点を踏まえて、それならばレース平均馬齢と各馬の馬齢の差分事に集計すれば評価を一定にできると考えた。
但しこの集計方法で必要な前提が若ければ若いほど強いということであり、
この点については、以下の表のように3歳に近づくにつれ高い事から問題ないと思われる。
※このデータ自体は①のデータであるので、傾向として弱いように見える。
では、②のデータはどのようになるのかというと以下のようになる。
馬齢混合戦における馬齢差分別 勝率、単勝回収率 ※大井競馬2015-2021
上記のデータのように明らかに若ければ若いほど好走、回収率の上昇が見込めることがわかる。
また、平均馬齢より年をとった馬を買うことの危険性も理解できる。
結論:平均馬齢より若い馬を狙うべし