枠別的中率・単勝回収率データ
川崎競馬場では内枠有利が顕著である。
的中率・回収率は内枠に行くほど上昇し、外枠に行くほど下降する。
※上記データは2015年~2021年 全コース合算
内枠有利になる要因
コース1週が1200mと小さいため、コーナーを回る回数が多くなり、
「内ラチを走る馬」と「外を回す馬」の距離得の差が現れやすいと推察される。
- 900m ・・・コーナー2回
- 1400~1600m コーナー4回
- 2000m~ コーナー6回
これは、枠別+脚質別の勝率を確認するとさらによく理解できる。
「逃げ」での枠別勝率は一定、
「先行」~「追込」では内枠有利・外枠不利が確認できる。
これは、逃げ馬はほとんどが内ラチ沿いを走るため、枠の影響を受けにくいといえる。
逆の言い方をすると、枠の影響というより、内ラチを通れるか、外を回せるかの違いが川崎競馬場での勝率の差異を生むと思われる。
次に回収率を確認すると以下のようになる。
「逃げ」は外枠優位、「先行」~「追込」は内枠優位となっている。
内枠有利・外枠不利の情報が多少浸透しているので、枠の影響を受けない逃げでは外枠の期待値が上昇するものと思われる。
「先行」~「追込」は内枠有利・外枠不利の傾向がそのまま効いていると思われる。
川崎競馬における枠の考え方
上記の結果から、高期待値となりそうなところは
①内枠の逃げ・先行馬、 ②外枠の逃げ馬
これら2点である。
ただし、「結果として逃げたり先行したりした馬」と、
「明らかに逃げたり先行するであろう馬」の期待値は別であるということは想像に易い。
そのため、実際には純粋に内枠のみを狙うということが収支向上に繋がる基本と言えそう。
結論:内枠を狙おう!